1952-04-04 第13回国会 参議院 本会議 第28号
労働生産性の向上に一意努力いたしまして、一方、会社の收益も著しく増加いたしましたにもかかわらず、他方、生活費の高騰に喘ぎ、生活難打開のため全国繊維産業労働組合はたびたび賃上げの要求をいたしましたが、その都度大蔵省の政策である資本蓄積の美名に隠れて、その利潤を少しも賃金に廻さず、もつぱら機械設備に繰入れて野放しの生産に没頭した結果、遂に今日のような深刻な状態に陥りました。
労働生産性の向上に一意努力いたしまして、一方、会社の收益も著しく増加いたしましたにもかかわらず、他方、生活費の高騰に喘ぎ、生活難打開のため全国繊維産業労働組合はたびたび賃上げの要求をいたしましたが、その都度大蔵省の政策である資本蓄積の美名に隠れて、その利潤を少しも賃金に廻さず、もつぱら機械設備に繰入れて野放しの生産に没頭した結果、遂に今日のような深刻な状態に陥りました。